就労移行支援事業所でらいとわーくは、障害がある方が就労を目指し訓練をする場所です。では就労とは、辞書で調べると”職に就くこと”職があること”あるいは”仕事をしていること”と出てきます。でらいとわーくでは、その仕事の中でも多くの方々は事務系のお仕事を目指す方に向けたプログラムの提供をしています。
しかし、事務のお仕事を目指す中で、作業系や技術系の仕事を目指したいという訓練生もいます。
その中で、父方の実家がもともと神職であったという訓練生が、神職について学びたい。真剣に父の実家の仕事について理解して次につなげたいと熱い思いに指導員も心打たれ、神社にコンタクト。
仕事体験ができる川崎区の稲毛神社で体験させて頂く事にしました。
7月中旬梅雨が明けて間もない暑い中、稲毛神社の神職の皆様のご指導を受けてきました。
神社の境内の掃除に始まり、御日供祭と呼ばれる、神様に毎日のお供えをお捧げして、日々への感謝と今後をお祈りしました。月次祭にも参列をさせて頂きました。神道や日本の歴史に関するお話はとても深く学びになりました。
紙垂つくり(写真)にも参加させていただきました。
紙垂は、雷を表しているとか?結構難しかったです。
体験を終え、最後に盛装をさせて頂き撮影をしてもらいました。
一日の体験で、神職というだけあり、立派な職業であり、とても深いお仕事であると参加したそれぞれが感慨深い思いでした。
もともと実家が神社という方や、サラリーマンから神主を志した方。そして、おばあちゃんの実家が旅館で、近くに大きな社があったことで神職を目指された女性の神主さんなど、神主になったつながりも様々で、職業の選択、適職を見極めるという事の深さも学ばせていただきました。
とてもいい経験を、訓練生のお蔭で、職員も新たな学びに繋がりました。
ありがとうございました。